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お世話になった皆様へ   阿部より

拝啓

台風15号が去り、秋がぐっと迫ってきた感があります。皆様にはお変わりなくご健勝のこととお察し申し上げます。

この度、北海道別海町の地を離れ、壱岐島(長崎県壱岐市)に居を転じて2ヶ月を経過しました。別海の家を隣人に渡し、中の整理を終えた妻も帯同して、ようやく落ち着いてまいりました。

思えば、産業動物の獣医師を目指して帯広畜産大学修士課程に入学し、獣医師となって(昭和61年)からずっと北海道の道東を本拠地としてきました。わが国の食を支える重要な場所で少しでも社会貢献できるよう 私なりに職場を選択してきました。そのため、拠点は自ずと畜産基地である道東でした。そして結果として郷里からは遠くなって 52歳を迎えようとしております。現在母は、下関光風園病院でリハビリに励んでおりますので、少しでも近くで見守りたい思いで今回転居を考えました。

北海道での私の職種をそのまま当てはめるわけにはいきませんでしたが、やはり畜産業に貢献する獣医職に着いていたいとの思いで下関に近く、比較的元気の良い畜産現場を探したところ「壱岐」となり、壱岐市が運営する「壱岐市家畜診療所」に勤務しております。仕事内容を一言で表せば:別海の農場が究極の群管理ならば、ここは究極の個体管理です。約1,000軒の農家(ほとんどが兼業)で、約7,000頭の繁殖和牛から子牛を生産します。お産の多くに立ち会うことからして究極と言えます。一方で、子牛の病気では早期発見早期治療が実践されており、受付の段階で「横たわっている状態」ではなく「ちゃんと立っている」ので、死に至ることはまずありません。他方、ずっとテーマのようにしてきた「蹄病」もそこそこあり、新しい仲間と共に取組む所存です。

 別海に在住時、何かとご配慮頂いていた上に、最後バタバタ出て行くはめになったにも関わらず、何とも厚いお心使いを頂きました。ありがとうございました。㈱トータルハードマネージメントサービスからプレゼントされたタンデム自転車(レッドインパルス号:RI)も届き、島の歴史に新しいページが刻まれることになったようです。現在は診療所の会議室にて異彩を放っており、事務子さんなどはシャメ撮りしておりました。いずれにせよ、前職場がどれだけ温かい所だったかを物語るに十分な贈り物です。この診療所には、福島の地震と原発事故でやむなく現地を離れた獣医師が居られます。東電第2原発から2キロメートルにお宅があり、周囲の農家は事故後即座に離散し、家畜は早々に殺処分されたそうです。私は、この事故と震災は日本人皆が平等に復興に向けた任を負うべきと思っておりましたので、この獣医師とめぐり合ったことも運命としておつきあいさせて頂こうと思っています。そしてまた、何とこの獣医師が東日本で有名なロードサイクルレーサーだったのです。ですから、このRI号に感銘を受け、早速タイムトライアルの計画を立ててくれています。

 また、「家畜診療所だより」を創刊し、毎月発刊を目指す作業に取り掛かっております。取り合えずやってみた第1号はTHMSに届けます。

 前述の通り、仕事内容に違いはありますが、今後とも何かと変わらぬご厚情を頂ければと存じます。

郷里には近くなりましたので、今後は月に一度程度は母を見舞うことが出来ると思います。今後も兄と力を合わせて母と家を護ろうと思っています。郁子も母と私の親類、また新しい友人に出会えることを楽しみにしております。

 

また皆様にもいつか機会を作って頂いて、壱岐の島へおいで頂ければ と思っています。

 

季節の変わり目で、寒くなってまいります。 ご自愛下さいませ。 

・・・牛の方も

 

敬具

 

平成23年9月

阿部紀次 郁子   

811-5215                 

長崎県壱岐市石田町石田西触1048-1

電話ファックス 0920-44-5666  

携帯   080-5720-0195     

メール abenori4@ae.auone-net.jp  

 

書いた人:thms(20110926)