(株)トータルハード マネジメント サービス

質問コーナーQ&A

お問合せ

トップページ > トピックス&ニュース > 2018年度THMSセミナーの質問への回答1

トピックス&ニュース

2018年度THMSセミナーの質問への回答1

1)分娩後すぐにメタカムを打った牛が2-5日後に発熱した場合にメタカムを注射してもよいでしょうか?

 

 メタカムの持続時間は約2日間と考えてよいと思います。数日後に必要があれば投与していいと思います。 

 

2)メタカムとジクロフェナックを使い分けたほうが良いでしょうか?

 

  作用点にかんして厳密に述べれば、メタカムに有利性があります。 しかし、予防的に成牛に使う場合あまり厳密に考えることはないとおもいます。 大きな差は、値段と使い勝手にあります。

メタカムはジクロフェナックに比べ高価ですが、注射ですみます。ジクロフェナックは安価ですが経口投与となります。 

 

3)ペニシリンを使った母乳の初乳を子牛に与えてもよいのでしょうか?

 

 大きな問題はないと考えています。

 

4)周産期のマネージメントについて、分娩前早くからDMIが低下している牛はNEFAの増加により炎症があると思いますが、分娩前からの対策はどうしたらよいのでしょうか?

 

 一般的に肝臓における代謝性炎症が起きる閾値まで分娩前にNEFAの上昇が起きてしまうことは稀だと考えています。しかし、もしそうしたことが強く示唆される場合には、獣医師に診療を依頼してください。また、分娩前のDMI低下が強く示唆される場合は、まずはその理由として、飼料の品質・嗜好性、設計(ME・MP)、環境要因などチェックする必要があります。 

 

5)脂肪肝にすでになった牛に消炎剤を使っても効果は得られますか?

 

 効果は限定的だと思います。 病気はすべてそうですが、早期発見早期治療がもっとも薬が効くタイミングになります。時間がたって病態がすすめば、その効果も暫時低減します。

しかし、全くないかどうかはわかりません。 肝臓の代謝性炎症とそれに伴う脂肪肝が進行中(軽度から重度へ)の投与がどう影響するかどうかです。今後の知見を待ちたいです。

書いた人:thms(20180504)